東京で暮らす女のとりとめのない日記

暮らしとカルチャー、ミクスチャー

美味しい暮らし #5月編

2019年5月に食べたもの

入籍前に食べたもり蕎麦

令和元年5月1日に近所の区役所へ婚姻届を提出に行ったものの、提出には3時間待ちとのことで一旦引き返してお昼にすることに。

夫が「お蕎麦が食べたいね」と言うので気合いを入れてお店を探し、二人でわざわざ電車に乗って向かったのですが、目当てのお店は臨時休業中とのこと。暑さも手伝って気力をなくして途方に暮れて歩いていたら、たまたま良さそうなお店が目に入ったので「ここにしよう」と言ってお店へ。

さっぱりしたくてもり蕎麦をお願いしました。

おそらく二八、薬味はかいわれ大根と茗荷。歯ごたえと香りがよく、喉越しも良いです。

個人的に蕎麦猪口と湯飲みの器がツボ。

満足して出ようとしたら、優しそうな店主さんが「これ、サービスのわらび餅です」と出してくださったもの。

手作りのわらび餅はひんやりとした滑らかな口当たりで、気持ちまで爽やかになりました。黒蜜ときな粉の組み合わせってなんでこうも美味しいのでしょうか。いつか近くに立ち寄ったらまた伺いたいです。

それはさておき、美味しいもののためなら電車移動も厭わなくなった夫に、夫婦は似てくると言う言葉を重ねるなどしたのでした。

SUSHI TOKYO TEN

入籍後に家に帰って一休みし、夕食は夫の希望でお寿司にすることに。ふらっと行ってすぐ入れそうだったのと、以前友人からオススメされて気になっていたのでニュウマンの中のお寿司屋さんへ。噂には聞いていたけれど、お手頃な価格で江戸前のおまかせが楽しめる、満足度の高いお店でした。

あまりにも食べることに集中していたので写真を撮るのを忘れてしまい、撮ったのはこの1枚だけという…。

個人的につまみが多いのもよかった、また行けたらいいな。

コンラッドTOKYO  アフタヌーンティー

この日は義姉夫婦とコンラッドアフタヌーンティーへ。義姉夫婦には結婚前から可愛がってもらっていたのと、義理のご実家へ色々と働きかけてくださっていたので、お礼の会を開くことに。

今年はあまり苺を食べれなかったので、苺欲が満たされました。甘いのしょっぱいのの構成がちょうど半々くらいなので飽きなくてよかったです。

しかし幼い頃はお姉ちゃんが欲しいなと思っていたけれど、20年越しにその願いが叶うとは。お義姉様に初めてお会いした時に「あなたが来るのが嬉しくてお花を活けたの!」と見せてくださった生け花のこと、今でも思い出しては胸がいっぱいになります。

義姉夫婦のつかず離れず仲睦まじくの様子はいつ見ても素敵だし、私たちもそうした夫婦になれたらいいな。

紀の善 抹茶ババロア

神楽坂に用事があったので、ついでに抹茶ババロアを。ここのババロアが本当に好き。甘いあんこと苦いのと、生クリームを自分で調整しながらチビチビ食べる幸せったら。

神楽坂は良い甘味処やカフェがあって、昔からまっすぐ歩けた試しがありません。

そういえば、上京して初めて東京で好きだと思えた街も神楽坂だったなと思ったりしたのでした。

 

麩善 笹巻きあんぷ

和歌山旅行中、高野山参拝後に本店で購入した麩饅頭。

麩饅頭や笹団子をあればあるだけ買ってしまう人間なので、参拝前からお店をチェックしていました。花より団子、解脱より食欲。

で、ここの麩饅頭が今まで食べた中でいっちばん美味しかったです!ベスト・麩饅頭・エバー!

もっちりとした生地に舌触りの滑らかなこしあんの素晴らしさ。何より笹の瑞々しい香りが他の麩饅頭を凌駕しています。上品な一口サイズなのもまた良いです。

この体験を皮切りに、うまいもんどころ和歌山の底力に圧倒され続けるのですが、この時はまだそれを知りませんでした…

総本家めはりや本店 めはり寿司お試しセット

せっかく和歌山に来たのでと思い、熊野三山を参拝ついでに本店でお試しセットを。

これがどれもしっかり美味しくて。特に手前の長芋わさびがさっぱりしていてよかったです。

肝心のめはり寿司は高菜の良い香りと塩気の効いたお米が美味しく、那智滝参拝で疲れていたこともあって夢中で平らげてしまいました。

奥の串揚げも厚揚げの煮物もとても美味しくて、ハズレがない。これが近くにある和歌山県民が本当に羨ましいです。

香梅堂 鈴焼

この旅で一番印象的だったのが香梅堂の鈴焼。

和歌山在住の友人にお勧めされて「いわゆる鈴カステラみたいなもの?」と聞いたところ、「そんじょそこらの鈴カステラと一緒にしないで欲しい。鈴焼は鈴焼と言うお菓子だから」と言われて以来気になっていた鈴焼。

近くを通りかかったので購入することに。

お店の佇まい。お菓子は二階で作っているそう。

で、これが鈴焼。小腹が空いたので、熊野本宮大社の近くで食べました。

食べた感想なのですが、もうなんと表現したら良いかわからないくらい美味しいお菓子です。確かに見た目は鈴カステラにあって鈴カステラに非ず。

しっとりとした決めの細かい生地に、鶏卵の滋味深さ、バターの良い香り!そして和三盆の甘さ。素朴な味の奥に、緻密さ、丁寧さ、拘りを感じます。

持ち帰った分は、家で煎茶・紅茶・コーヒーと合わせたのですが、飲み物を選ばないのも素晴らしい。老若男女に好まれる味わいで、手土産には最適だと思いました。

3ft  たわわ・春だよりなど

和歌山を出る前に購入したのが3ftさんのパン。無類のパン好きの友人が「絶対にここのたわわだけは買って帰って」と言うので言われるがままお店に向かうことに。

店内はこんな感じ。

パンの博覧会という風情です。店内は1組ずつ店内に入ることができる仕組みで、天窓から入る光と情報量の少ない空間に、否が応でもパンに集中せざるを得なくなります。まさにパン選びの修行…(?)。

私はたわわと春だより、洋ナシとブラックペッパーと生ハムを練りこんだパン、リュスティック系を1つの系4点を購入しました。

食べた感想なのですが、前者の2つは食感がかなりもっちりしていて、良い意味で一口食べた途端に裏切られます。何より香りがびっくりするくらい良い!口に入れた瞬間香りと味の構成がしっかり感じ取れました。個人的にはご飯みたいなパンだなと思うので、一度パン好きの方の感想を聞いて見たいです。一通り食べ尽くして、日本のパンを作るならこれだ!という気概を感じました。

また、後者は洋の食卓にハマる印象。特にリュスティック系は奇を衒うことなく、しっかりと作られていて、ご飯みたいなパンとは全く違う印象に。

全体的に体験が良く、かなり面白いパン屋さんでした。

THE MATCHA TOKYO 表参道

以前hanakoで見てから気になっていたティースタンドへ。抹茶を頼むと裏千家流で店員さんがお茶を点ててくれます。

店内はミニマルな感じ。

体験型ティースタンドという感じで楽しかったです。味もおいしかった。

冬場になったら温かい抹茶もいただいてみたい。

Cafe Les Jeux Grnie ごまトースト

表参道でサングラスを探した帰りに久しぶりにここでごまトーストを。

いつ来ても落ち着くお店の一つ。

名物(?)のオレグラッセを写真に撮ってインスタにあげる子に時代を感じてしまったり。いつまでもあり続けて欲しいお店の一つです。

Grand Central Oyster Bar & Restaurant

元バイト先の友人とご飯。

初任給が出た後だったので、ちょっと豪勢にいきました。

食べでのある生牡蠣。個人的にビネガーとの組み合わせが好みでした。店員さんがワインに詳しくて、ありがたかったです。

羽二重団子 本店

近くを通りかかったので。

改装されていて、以前のように中庭が見れなくなっていたのが残念だったけど、移り変わるものはやむなし。モダンな店内も良かったです。

抹茶とお団子。余談ですが、抹茶を飲むたびに、表千家を習っていた友人が「裏千家はシャカシャカやるので華があってずるい!」と言っていたことを思い出して笑ってしまいます。

お団子はいつも通りおいしかったです。

夫のお誕生日ディナー

5月最後の美味しいものは、夫の誕生日祝いで食べた和食の創作料理。

器もお料理も素敵で、ただただ幸せでした。

季節の前菜。個人的にデラウエアと梅、じゅん菜の組み合わせが爽やかで良かったです。

デザートの白味噌のマカロンも美味しかった。

友人からオススメされてここに決めたのですが、お店の方々はみなさんサービス精神が旺盛だし、何よりニコニコしている夫を見たら、ここを選んで良かったなと思いました。

学生時代、大したお祝いができなかったので、きちんとハレができて私も嬉しかった。

来年も夫と美味しく楽しい時間が過ごせるように頑張りたいです。

あと、今回はお店選びにかなり手間取ってしまったので、この辺の価格帯の和食をもっと開拓していきたいという思いがあります。和食は沼…。

というわけで今月も大変よく食べました。

来月も美味しいものを食べて頑張るぞ。