東京で暮らす女のとりとめのない日記

暮らしとカルチャー、ミクスチャー

美味しい暮らし #7月編

 気がつけば8月も終わり。今月は本当に死ぬほど忙しくて、7月編の振り返りすらできていなかったことに「本当にヤバかったな〜」と実感しています。

冷静になって振り返ってみれば、仕事の業務量のみならず、仕事内容の質や難易度がグッと上がったことにより、それに比例してストレスも高まったように思います。8月上旬に身体から不調のサインが現れてきた時に「残業はほとんどしていないのにどうして…」と思っていたのですが、そもそもストレスは多面的なものなのに、残業時間だけを自分が感じるストレスの指標にしていたのが間違いだったなと。

とはいえ、ストレスに対する認知や自分の限界に気づくのって本当に難しい。限界に気がついた時には既に自分自身でケアできる範囲を超えてしまっていることもあるので、「定期的に休む」ということを取り入れたり、周囲に対しての責任感や休むことへの恐怖心に囚われずに「休める時に休む」こともできるようになっていきたいと感じる今日この頃です。

なんとか最近は不調も落ち着いて元気になってきたので、9月も美味しいものを食べて生き延びたい、生き延びるぞ。というわけで遅ればせながら7月編の振り返りです。

ニホンバシ ブルワリー トウキョウステーション

ずっと気になっていた升ビールのお店。肝心の升ビールは写真映えするし体験として面白いけど、私はグラスで飲むほうが好きだな。ただ升からビールを飲んでみることで、自分が思った以上にグラスの口当たりや手触りに反応していることがわかったのは面白かった。

ビールに合う軽いおつまみからガッツリめのメニューも一通り揃っているし、クラフトビールの種類も豊富で良かったです。1次会に使っている人たちや、デートでサクッと使っている人もいて、使い勝手が良いお店なんだろうなという印象でした。

今あるかわからないけれど、この時に飲んだ台湾のクラフトビールがとても美味しかったのに名前を失念してしまったのが心残り。ここのテナントはいつもお店が変わっているけど、生き残って欲しいな。

釜たけうどん

仕事もう無理頑張れないメンタルの時に、無性にモチモチしたものが食べたくなって駆け込んだ東京駅の八重洲北口にある釜たけうどん。アクセスの良さもあって、個人的に東京では神保町の丸香と神田の香川一福、おにやんまとこくわがたの次に足繁く通っているうどん屋さんだと思う。

この時は確か釜たけうどんにしたと思うのですが、半熟卵の天ぷらもちくわもコシの強いうどんも何もかも美味しくて一気に疲労が吹っ飛びました。もはやうどん大好き倶楽部でも立ち上げようかな。秋冬は変り種の洋風おでんとどて煮で一杯やるのも好きだし、釜たけは東京駅構内の良心だと思う。

レモンが気前よくついているのも本当にわかっていて愛が深まるばかり。あと店内が清潔感のある感じもとても良い、良いところをあげるとキリがない。

疲れているときに駆け込み寺としてのうどん屋さんがいくつかあると、気持ちが楽だな〜と思うなどしたのでした。もちもちは心のお布団。

古月

新宿御苑近くにある古月でランチ。確か友人は麻婆豆腐で私は冬瓜と長芋、鶏肉の梅肉炒めだった気がする。

火入れが絶妙。味も端正で、中華って(地方にもよるが)比較的大味なイメージだったのだけど、ここの炒め物を食べて自分の理解の浅さを反省しました。別途注文したトウモロコシのスープも滋味深くて美味しかった。

興奮冷めやらず「中華って奥が深い…ハマりそうだな…」と思って色々調べたらヌーベルシノワを食べ歩く人のブログを見つけてしまい、これは沼に呼ばれているのかもしれないなと思ったり(果たしてそうなのか?)。

人混みが苦手なので新宿はいつも気合を入れないといけないのだけど、このためにまた行きたいくらい良かったです。

パレスホテル東京/ラウンジバー プリヴェ

言わずもがな、パレスホテル東京アフタヌーンティー。ここを訪れるまで知らなかったのですが、東京會舘のマロンシャンテリーがここで頂けるのですね。可愛い見た目と美味しさ…尊い…ケーキのお姫様…。

 

アフタヌーンティーは全体的に甘いの多めな構成なのと、紅茶の種類が豊富でした。フードもぼやけた味ではなく、ちゃんと美味しくて良かったです。ちなみにこの他にスコーンもついてきました。あとこの日はちょっと冷房がきつかったので、羽織があると良いのかも。

そういえば昔男性で都内のアフタヌーンティー巡りをしていて、カトラリーや茶葉の詳細まで精緻に書いていた方のブログがあって、それがとても好きだったんだよな。

今検索しても引っかからず、話しかけたことも縁もゆかりもありませんが、なんとなく気になってしまうなどしたのでした。

崎陽軒のシュウマイ

私の好物がシュウマイと餃子なのですが、それを知った夫が、お店を通りかかったり催事場で売っているのを見かけると定期的に崎陽軒のシュウマイを買ってくれるようになりました。やったね。

というわけでお手本に従って蒸してみたもの。

結婚すると家にシュウマイが自然発生するようになるんだな〜とふざけたら夫が笑ってくれたので良かったです。

ちなみに今まで食べたシュウマイの中でベスト・シュウマイ・エバーは551のシュウマイなんですけどわかってくれる人はいるのだろうか…。

アクアマーレ

 横須賀美術館で「せなけいこ展」を鑑賞した後、併設しているイタリアンレストランのアクアマーレでランチ。

小さい野の花がそれぞれのテーブルに置かれていて可愛らしさに心が和む。

頼んだのはしらすと水菜とオリーブの冷製パスタと、ヒラマサのカルパッチョ。いずれも塩気が好みの感じで良かった。

それと、しらすが訳がわからないくらい美味しくてこれは一体…と思っていたら、契約している漁師さんから仕入れているものらしく。しらすが1尾ずつふっくらしていて感動してしまった。

横須賀に住んでいた友人曰く、「夜のコースの方がおすすめだよ!」と言っていたので、いつか機会を伺ってまた訪れたいです。

 安曇野

キャンプで長野へ行った帰り道、何か美味しいものを食べて帰ろうよ!ということで安曇野へお蕎麦を食べに。

美しい南アルプスを眺めながら美味しいお蕎麦を啜る幸せ。二八なのにちゃんと蕎麦の香りがして、蕎麦つゆにつけるのが勿体無いと感じてしまうほどだった。歯ごたえと喉越しも良くて夢中になって食べました。

器も可愛いかった…。可愛い蕎麦猪口集めたいな。

パティスリービヤンネートル

以前予約チャレンジに失敗したので、リベンジビヤンネートル。

ソルベ部分がとっても美味しかった。果実そのものを食べているようなピュアな味。

途中クランブルが入っていてザクザクした食感が楽しめたり、角切りの果実やゼリー、赤ワインのジュレなどがあって飽きず、味の構成が素敵だった。

この日はテコナベーグルワークスでサンドイッチ用にベーグルを買って帰ったのだけど、思いがけず夫が気に入ったようだったのでまた近々代々木上原にはお散歩に行きたいところ。

ル・ルソール

駒場東大前にある大好きなブーランジュリー!本当にどのパンも美味しくて素晴らしいのだけど、一番おすすめしたいのがハード系のパン。

ミルクフランスは手のひらに収まるサイズでコロンとしていて可愛いのに、一口食べるとリッチなミルクの味と香ばしいパンの香りに痺れてしまう…。ピスタチオ、ガーリックフランスも共におすすめ。

後サンドイッチ系のパンも好きで、特にパテドカンパーニュをサンドしたものがお気に入り。午後はめぼしいものが無くなっていることもあるので、早めに行くのが良いです。

福島の桃

外食ではないけれど、実家の母から送られてきた桃がとっても美味しかったので。今年は梅雨の時期が長かったのもあって出来はイマイチとのことでしたが、それでも十分美味しかったです。

桃が部屋にあると、馥郁とした香りが部屋いっぱいに広がって幸せな気持ちになりますよね。冷蔵庫に入れると味は落ちてしまいますが、長期保存用に3分の1はアルミホイルに包んで冷蔵庫へ。

残りはそのまま食べたり、コンポートにしたり、桃モッツァレラにしたりと思い思いに食べて楽しみました。

後から知ったのですが、どうやら義実家へも送ったようで、母なりに私がうまくやれているのか心配してくれているのだろうか、と思うなど。

 

色々あるけど美味しいものを食べて9月も頑張るぞ。