9月に思いつきで1泊2日の仙台旅行をしてきました。
仙台は祖父と亡き祖母と松島へ旅行へ行ったり、家族で舞台を見に行ったりと思い出の詰まった場所なのですが、改めて夫と一緒に来ると、まるで余生を生きているような不思議な気持ちになりました。
磊々峡
秋の気配を感じながら渓谷に沿ってお散歩をしました。
緑の木漏れ日、川のせせらぎが心地よかったです。
瑞鳳殿・感仙殿など
伊達家の霊廟。
ボランティアガイドの方によれば、1945年7月10日の仙台空襲によって瑞鳳殿一帯は消失したとのこと。焼け残ったものの一つがこの瓦と龍だそう。
ガイドの方に「なぜ仙台が空襲の標的となったのでしょうか。呉などのように海軍工廠があったわけでもないと思うのですが…」と尋ねたところ、現在の東北大学の敷地(瑞鳳殿から歩いていける距離にある)が日本陸軍の第二師団だったことが理由であるとのことでした。※諸説有
霊廟は安土桃山建築。
片方は口を開け、片方は口を閉じているのは「阿吽」を表しているため。
只ならぬ雰囲気を感じたので写真での記録はありませんが、伊達家の霊廟には宝篋印塔が並んでおり、それは主人に最後まで仕えるべく殉死した家臣、またその陪臣の墓標とのことでした。
なんて愚かなことを、と思えるのは私が現代を生き、自由を享受しているからなのかもしれません。
仙台メディアテーク
外界と溶け合うような透明感のある建物でした。
自習スペースのあるフロアには「哲学カフェ」と言う市民参加型の考える場が設けられ、その時の記録が残されていました。
一つ目は「表現とは何か」と言うテーマ。
二つ目は「恋」に関するもの。
仙台に行くのは1年ぶりでしたが、ジャズフェスが行われていたこともあって賑やかで陽気な雰囲気が街中に溢れていました。
そう言えば磊々峡からの帰り道、秋保ヴィレッジ・アグリエの森という道の駅にも寄ったのですが、そこで買った花オクラが腰が抜けるほど美味しかったです。
レジへ持って行った時に、おばさんに「これね、ちょっとしゃぶしゃぶして氷水で締めて、あとポン酢で食べてごらん!とっても美味しいから。茹で過ぎちゃダメよ!」と言われた言いつけを守って忠実に再現したのですが、大正解でした。
天ぷらにしても美味しいらしいので、いつか見かけたらまた買いたいです。その時あのおばさんがいたら、お礼を言えたらいいなと思いつつ。