東京で暮らす女のとりとめのない日記

暮らしとカルチャー、ミクスチャー

深夜製菓部 自主練記録#1 シフォンケーキを作ってみる

仕事が終わったあと無性にお菓子作りがしたくなったので、家にある材料でシフォンケーキを作ることにした。レシピはなかしましほさんの「とてもくわしいシフォンケーキのレシピ」を参考に。

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材料は以下の通り。

卵…4個
薄力粉…70グラム
砂糖…40グラム
太白ごま油…25グラム
無調整豆乳…50ml
バニラエッセンス…適量

 

早速卵を割って、黄身と白身を分けていく。殻を使ってスイスイと分けていく作業が気持ちいい。

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途中、調子にのって黄身が破れるハプニングが発生したけれど、落ち着いて冷静に対応することで難を逃れることができた。混ぜてしまえば同じなのでいいのだ。イージーイージー

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分けた白身は一旦冷蔵庫で休んでいてもらう。

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続いて卵にバニラエッセンスを2〜3滴加える。まったりとした香りにしあわせな気持ちになる。

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続いてきび砂糖を20グラム加える。お菓子作りの計量はいつも緊張するんだよな。恐る恐るスプーンに掬った砂糖をトントンと落としていく。20グラム、いけるか…?

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ヨッシャ!!きっかり20グラム。最初の難関を乗り越えてホッとする。

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砂糖を加えたら卵黄に馴染ませるように混ぜていく。砂糖の粒が残ってザリザリとした感触があるので、それがなくなるまで。

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粒が溶けてなめらかになったらストップする。見た目はやや白っぽいくらい。

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続いて太白ごま油を25グラム分加える。緊張しながらつつーっと注いでいく。25グラム、いけるか…?

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イヨッシャ!!きっかり25グラム。もしかしたら計量の天才かもしれない。

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注いだごま油をマヨネーズを作る要領で乳化させていく。小学生の頃にやったマーブリングを思い出す。

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このくらいきれいに乳化できたらストップして、次に豆乳を50ml注いでいく。

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※事前に50ml計量しているので、ここでは秤は登場しません。ていうか今気づいたけど、料理をする前に計量して調味料などを準備しているのは、ぶっつけでやって失敗するリスクを軽減させるためなんだろうな。でもわたしは洗い物を増やしたくないので、ぶっつけでいかせてもらいます。

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注いだ豆乳もシャカシャカっと軽く混ぜていく。

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混ぜ終えた色味はこのくらい。ミルキーな色味がかわいいなぁ。

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続いて薄力粉を70グラム加えていく。本当ならふるいにかけることを推奨されているのだけれど、さらさらタイプって書いてあるし無しでいけるでしょう。

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えいやっ!!70グラム、天才の技をみさらせ!!

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あ〜〜。1グラムオーバーでした。まぁこのくらいなら誤差の範囲内でしょう。イージーイージー

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あとはまたシャカシャカっと混ぜていく。若干ダマになりそうな気配を感じて怯むものの、きっと大丈夫と言い聞かせて混ぜていく。なんとかなれーっ!!

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意外となじんでホッと一安心。不安な人はやっぱりふるいを使ったほうがいいかもしれませんね。ここまでできたら卵黄パートは終わり。次に冷蔵庫から白身を取り出していく。

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いい感じに冷えていてよかった。常温だと泡立ちにくいので。これをシフォンケーキのかなめであるメレンゲにしていく。

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まずは電動泡立て器でややゆるめのメレンゲになるまで泡だてていく。文明の力、ありがたい。

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このくらいまで泡立ったら、砂糖を70グラム加えていく。本当は35グラムずつ加えたほうが泡立ちが楽になるらしいのだけれど、集中力が切れてきたので一気にいく。70グラム、今度こそ来てくれ!

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ヤッター!!最後にきっちり計量できて気分爽快。やはり謙虚な気持ちで計量していくことが成功のコツですね。(そんなことはない)

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あとはまた文明の恩恵にあやかって、電動泡立て器でひたすらメレンゲを泡だてていく。この工程大好きなんだよなぁ。こういう単純作業に癒されたくてお菓子作りをやっている、みたいなところがある。写真のようなツノがピンと立ったら終わり。

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ふわふわのメレンゲをひとすくいして、卵黄の方のボウルに入れてなじませる。

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泡を壊しすぎないように軽く。このくらいになったら、今度はメレンゲをなじませた卵黄を、メレンゲの入っているボウルに直接注いでいく。

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エイヤーっ!!

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きれいだなぁ。春はこういう卵色のトップスに白のコットンリネンのスカートを合わせて街を歩きたいですね。

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注ぎきったら、あとはへらでさっくりさっくりとメレンゲを壊さないように混ぜていく。

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そーっとそーっと。

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まだまだメレンゲの塊が残っているので、切るようにしてなじませる。

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このくらいだろうか。やや混ぜすぎたような気もしたけれど、まあわたしが食べるのでいいでしょう。次はこの生地をシフォンケーキ型に注いでいく。いつもこれ緊張するんだよなぁ。

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ヤーっ!と注いだ結果がこちら。今日のシフォンケーキ生地注ぎ占いは中吉。ちなみに生地が型のどこにもつかなかったら大吉です。ここまでやったら、トントンと底を2、3回打ち付けて空気をぬき、あらかじめ170度に余熱していたオーブンに入れて30分待つ。楽しくて何度もオーブンをのぞいてしまう。オーブンから完了の音が鳴ったら、シフォンケーキをそっと取り出す。うまくいったか…?

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おお!!思っているよりちゃんとシフォンケーキがシフォンシフォンしている!!

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ちょうどいいワインの空き瓶がなかったので、急いで日本酒の風が吹く先輩にシフォンケーキを刺して、見張り番をお願いする。画の違和感がすごいな。

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しばらく待って、完全に冷めたらひっくり返す。さっきよりはしぼんだけれど、いい腺いってるんじゃないか?

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ペティナイフはないので、バターナイフで周りをこそげとっていく。

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蓋を外すとこんな感じ。いいんじゃない、いいんじゃない?

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続けて底の方もこそげとっていく。

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そのままひっくり返すと、パカっと生地が取れた。

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おお!やっぱりうまくいっているっぽい!初めて作った割にはいい出来なんじゃないだろうか。さっそく味見をすることに。

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出来たのがこちら。焼きが足りなかったのか、上の方ややや生焼けっぽくなってしまったけれど、全体的にいい仕上がりのように見える。

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フォークを入れると、シュワっという音がした。

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いざ、実食!……
…美味しい!!!!!!ふわシュワの生地だけれど、ベーキングパウダーを入れずに作ったからか、もちっとした感じもある。いや、これはまごうことなきシフォンケーキだわ。f:id:lesliens225:20220404185600j:plain

残りは適当に切って保存することに。まな板の上に並んだシフォンケーキがかわいい。

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ふんわりとラップをしたら、一部は冷凍庫へ。明日食べる分と、今日の分だけ冷蔵庫で冷やす。

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続いてもうひと頑張り。毎年この時期になると苺が安くなってくるので、2パックごと煮るのが楽しみなのだ。

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このくらい全体に砂糖をまぶしたら、いちごからシロップが出るまでしばらくおいておく。この間にシフォンケーキの片付けや洗い物をする。

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しばらくしたら苺のエキスが滲み出てくるので、それを確認したらそのまま火にかけていく。苺から一旦赤い色素が抜けて、そのあとまた戻ってルビーのようにキラキラし始める瞬間が大好きだ。香りづけにブランデーも入れる。

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そうしてしばらく苺を煮ている間に、今度は生クリームをホイップし始める。生クリームなんて滅多に食べないけれど、シフォンケーキを作っていたら添えたくなった。ガーっと泡だてて、こちらもツノが立ったら出来上がり。このくらいのタイミングで、苺もきれいに煮えたので粗熱をとる。

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で、盛り付けまで完成したのがこちら。帰宅してきた夫に、あたたかい紅茶と一緒に出した。

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このシズル感がいい。シフォンケーキって素朴なおやつだけれど、こうしてトッピングを工夫すると高さが出るので、けっこういい具合に見栄えがするんだな。ホームパーティなんかにも良さそうだ。

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夫に感想を聞くと、めちゃくちゃうま〜いとのことでした。やったね。

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翌朝。朝ごはんがわりにシフォンケーキと生クリーム、あたたかいコーヒーを添えて。素朴な甘さにホイップのリッチな味がおいしい。

 

思いついて始めたお菓子作りだけれど、大きな失敗もなく、満足のいく出来でホッと一安心。なかしましほさんのレシピはすごいな。あと1日の終わりにお菓子作りをすると、ちゃんとした成果物を作りたいみたいな欲望が満たされるのを感じました。後日、シフォンケーキ作りにハマって栗原はるみの「スパイスシフォンケーキ」も作ったのですが、その話はまた次回。深夜製菓部、部員募集中です。