東京で暮らす女のとりとめのない日記

暮らしとカルチャー、ミクスチャー

瓶詰めにして沖に流す

ハロー、ハロー、聞こえてますか。2021年の8月、都内では新規コロナウイルスの感染者数が増えてきています。1000人に1人が感染すると言われていて、明日は我が身かと不安を感じている今日この頃。あなたはいかがお過ごしですか?

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そういえば、延期だ中止だと言われていた東京五輪は結局開催されることになりました。最近は毎日のように日本人選手がメダルを獲得したニュースが流れてきています。なんだかずっと遠くの世界のことのようで、いまだに実感がありません。

ワクチンを接種できなかった選手や、国内の情勢のため参加できなかった選手。フェアではない状況の中で、選手や関係者を危険にさらしながらメダルを獲得することに何の意味があるのか、いまだに私はわかりません。開催した組織からは「なぜ今五輪をしなければならなかったのか」という説明はされておらず、いろんな人の「何で」が置き去りにされたまま、大会は粛々と開催され続けています。

ワクチンの接種も始まりました。実際にはワクチンの供給量が足りておらず、ワクチンを打てる人とそうでない人には格差が生じていて、毎日落ち込むようなニュースばかりが続きます。「ワクチンは無料なんだし、格差なんてあるわけがない」という人もいます。でもファクトとして、所得が不安定な人は、副反応が起こっている間は無給になることを恐れて打てなかったり、無縁な高齢者は予約までの手続きにWebを介することで、アクセスできなかったりしています。ワクチン接種の制度設計は、その人の経済状況やヒューマンリソースなどに依存している。その結果、網目からぽろぽろこぼれ落ちていく人たちがいることを、格差と言わずして何というのだろうと思います。

周りの話を聞いていると、若い人たちも副反応を忌避しているというより接種する機会がないんじゃないかと感じます。ちょうどコロナが流行っている時期に入学した学生は、学校に登校することなく2年目を迎えたそうです。若い人を優先的に打たせてあげたらいいのに。2008年のリーマンショックの時も感じましたが、若い人を大切にしない社会を今後若い人たちが大切にしてくれるわけがないと思います。

ぐちぐちした話が続きましたが、もうひらき直ってぼやけるものはぼやいていこうと思う最近です。だって黙っていたら、なかったことにするんでしょう。そんなの勘弁してほしい。

今日から3連休が始まりましたが、今年もどこにもいかずただ家で過ごそうと思います。家族や友達に会いたいし、外食だってしたい。希望としては友人と約束するときの言葉が「コロナが落ち着いたら」から「ワクチンを打ったら」になったことくらいでしょうか。

最近読んだ本は「ベルリンうわのそら」です。旅行にいけない中で他の都市の様子を知れるのは気分転換にもなり、作者のスタンスも柔らかくていい本だなと思います。そういえば旅行に行くと、必ずその土地のスーパーに行くのが趣味だったことを、この本で思い出しました。

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よければあなたも読んでみてください。それではまた。