東京で暮らす女のとりとめのない日記

暮らしとカルチャー、ミクスチャー

手記

2023年に習慣化してよかったこと

買ってよかったものの話をしようとすると家の話になってしまうので、2023年は習慣化してよかったことを話そうと思います。 2023年に習慣化してよかったこと 日々、パン作り Duolingoで英語の勉強 週末のデート 休日のベランダモーニング 週に1回ジムで運動…

きれいなひたい

眠る夫を眺めながらこの記事を書いている。いつもなら私の方が夫より先に就寝するのに、たまにこうして逆転する日がある。今日はちょうどその日だった。幾年月を重ねても、眠っている夫を眺めていることが新鮮に感じる。きれいなひたい、澄んだ鼻梁、頬に影…

旅行先で感じたこと

昨日から京都を訪れていて、ホテルの部屋でこの記事を書いている。正直に言えば、ここに来るまでは仕事が忙しく、旅行に乗り気ではなかった。どのくらい乗り気ではなかったかと言うと、着替えるための洋服をまったく準備できておらず、九条のイオンの中にあ…

2023年の元旦はさわやかに

夫と紅白歌合戦を見て「バブルを生きてきた人間の、若者にポジションを譲るつもりなんか1ミリもない感じが眩しいね」「おじいちゃんがスモークのなかでヨタつく姿を全国民が見守るイベントだ」などと言っていたら2023年になっていた。酒屋で買った売れ残り…

クリスマスに野鳥を保護した話

雪深い山村の道を車で走っていると、道路の真ん中に黒い何かが転がっているのを見つけた。遠目には千切れたゴミ袋のように見える。危ないので道の脇に除けようと路肩に車を停めて近づくと、ゴミ袋と思っていたのは弱った鳥で、動けずに震えていたのだった。 …

改姓についての覚え書き

最近友人たちから、結婚について相談を受けるようになった。なかでもよく聞かれるのが改姓についての話だ。改姓についての実体験を言語化していくうちに、自分の考えが整理できて興味深かったので、忘れないよう残したい。 前提 法律婚にするか、事実婚にす…

11月、東京のとあるデパートにて

春から夏にかけての澄んだ空気はこころが踊るのに、秋から冬にかけての冷えた空気は妙にもの悲しく感じるのはなぜだろう。ときどきどこからか風に乗って金木犀の香りが運ばれてくる。今年もこのあまったるい薫りに、顔をしかめる季節がやってきたのだ。すっ…

1年前の今月、東京五輪が始まったらしい

1年前の今月、東京五輪が始まったらしい。 当時の自分がどう感じていたかを知りたくて、そのときのブログを読み返してみたら、けっこう参っていたようだった。 lesliens225.hatenablog.com しかしこうして思い返してみると、東京五輪に関する記憶がない。感…

3年2ヶ月ぶりのハングオーバー

今朝は久しぶりに二日酔いの状態で目が覚めた。冷蔵庫の扉を開けて、ウィルキンソンの無糖ソーダを選ぶ。蓋を開けるとプシュ、という音が鼓膜に響く。その音がやけに心地よくて「まーだ酔ってんな」とひとりごちる。そのままソーダを流し込むと、胃が炭酸に…

2022年 ゴールデンウィークの記録

4/28(木) ゴールデンウィーク前夜祭 本来なら有給だったはずが、仕事のトラブルで残業して結局退勤したのは夜の21時だった。これから夕飯を作るのもしんどいので、夫を誘って近所のコンビニへ。 コンビニに行くとガンプラが置いてあったので「ガンプラだ!…

魔法のように素敵な花束と出会えるお店 銀座 こじま花店

春は出会いと別れの季節。わたしが上京してからずっとお世話になっていた美容師さんも、とうとう店舗から独立して店を構えることになった。一生に一度の独立だし、ここはひとつ景気良くお祝いしてあげたい。とはいえお菓子はいつも差し入れしているし、香り…

私と岩波ホールと神保町

岩波ホールが閉館する報せを受けて、未だに気持ちの置きどころがわからずにいる。 上京して右も左もわからなかった頃、一番初めに居ついた土地が神保町だった。当時のバイト先が御茶ノ水にあったのだ。しばらくしてから、隣町の神保町が馴染みの場所になるの…

2021年度 振り返り

新年快楽。毎年1月は正月というイベントをこなすのに必死なためか、2月に入ってからのほうが年明けを実感する。中国にルーツのある同僚たちが次々と休み始め、社内に冬休みムードが漂うのもそう感じさせる一因かもしれない。今年度の仕事も見通しがついてき…

11月の楽しかったこと

故郷の山に登る 夫と一緒に故郷の山に登った。登ると言ってもロープウェイで運ばれるだけの楽ちん登山だけど。ちょうど昨日雪が積もったばかりらしく、チケット売り場のおじさんが懐かしいなまりで「見るとこもあんまねぇし、100円引きにしときますから」と…

小麦粉セラピー

金曜の夜。久しぶりに定時で仕事が終わったので、夕飯は普段作らないようなものを作ろうと決めた。早速キッチンに向かうと使いかけの強力粉と薄力粉、そしてドライイーストが目に留まった。3回目の緊急事態宣言下で購入し、その時は夢中で水餃子や肉餅を作…

投票に行ってタコスを食べた日

10月31日は衆院選の投開票日だった。朝イチで起きて投票会場へ行く。会場に入る前にどの候補者に入れるのかメモをした内容を読み返す。いつも投票用紙を受け取る時は緊張するし、書いている時は間違ってないかと何度も用紙を確認してしまう。その分ひととお…

もう季節は秋

昨晩の地震で神経が昂っているのか、変な時間に目が覚めてしまった。慌てる夫を尻目に「大丈夫だよ」と呑気に構えていたものの、それなりに不安だったということだろうか。東日本大震災の震度6強の揺れを経験したせいか、震度5程度の揺れだと驚かなくなっ…

異国の味、東京の味

こうも自粛期間が長引くと、流石に自炊の味にも飽きてきて困ってしまった。気晴らしにピークタイムを避けてどこかに孤食へ行こうにも、近場で通し営業をしていたお気に入りの店は軒並み営業時間を短縮してしまい、感染症対策がかえって密な時間を生み出して…

迎え火と送り火

結局今年のお盆も実家に帰ることを断念し、やり場のない郷愁だけがこころの仄暗いところへと降り積もっていった8月。今年こそ会えるかもしれないと期待に胸膨らませていた親族たちに、それでも帰らないと言うことがこんなにつらいとは知らなかった。しかし…

瓶詰めにして沖に流す

ハロー、ハロー、聞こえてますか。2021年の8月、都内では新規コロナウイルスの感染者数が増えてきています。1000人に1人が感染すると言われていて、明日は我が身かと不安を感じている今日この頃。あなたはいかがお過ごしですか? そういえば、延期だ中止だと…

テレワーク・ファッション

気がつけばテレワーク生活も2年目になり、家の中でいかにcomfortableにいられるかどうかが重要事項になっている。ボトムスはヤヌークのデニムにFalke runの靴下。冷えがひどい時はスマートウールの肉厚な靴下を履くこともある。トップスはもっぱらアイスブレ…

結婚記念日

少し前の話になるが、結婚して3年目を迎えた。ふたりでおめかしをしてささやかな食事をし、これからまた1年どうぞよろしくと頭を下げる。 ギャルソンへ食べきれないプレートを持ち帰りたい旨を伝えると「次の記念日にはこの箱にジュエリーを入れてプレゼン…

去年のゴールデンウィーク何してた?

3度目の緊急事態宣言が出されましたが、皆さん正気を保てていますか?このゴールデンウィークは一年半ぶりに実家に帰ろうと思っていたのですが、今回泣く泣くキャンセルをすることに決めました。もう地元の桜を何年見ていないことか。さらに一年ぶりに会う…

意思のある女について

最近仕事終わりにグータンヌーボをだらだらと見ることにハマっている。元々は自粛が続いて友人たちとの雑談に飢えていたのをごまかすために見ていたのに、今や回を増すごとに魅力的になっていく長谷川京子が気になるようになった。昔は長谷川京子ってこんな…

猫が遊びにきた日

今日のビッグニュースは家のベランダに猫が遊びに来ていたこと。普段テレワークの合間にベランダに小鳥が遊びに来ていないかチェックするのが日課なのだけれど、今日レースカーテンを捲ったら猫がいてびっくりした。きっと隣のマンションのベランダをつたっ…

2011年3月11日 - 2021年3月11日

本記事には震災当時の描写が含まれます。記事を読んだ後、不安な気持ちが強くなる可能性があるので、自身の状態と相談して読まれることをお勧めします。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 2011-3-11 今でもあの日のことはよく覚えている。私…

インターネット所感

------------------ 本記事は有料です。メモ書き程度の内容ですが、見たいと思う人だけ見て欲しい、検索に引っかかって欲しくないという意味合いで有料にしています。なので料金設定はcodocで設定できる最低価格にしていますが、じゃあ100円の価値がこの記事…

冬支度

夫のアウターが好きだ。もともと身体を締め付けられるような衣類が苦手なこともあり、この時期になると夫のクローゼットからアウターを拝借して出かけることが多い。その中でも特に彼のライダースが好きで、袖を通すたびに独特の革の匂いと重さ、完全無欠な…

カレーうどんを作る

てんぐ食堂のカレーうどんが無性に恋しくなったので昨日の夜のうちに鰹出汁を引き、今日の午後は群馬旅行のお土産で買ったまま冷蔵庫の化石になりかけていたひもかわうどんを茹でてカレーうどんを作った。別室にいる夫がカレーの香りに誘われたように出てき…

スキヤキを贈る

友人から結婚の報せが届いた午後八時、爪のマニキュアが乾くのを待ってから「おめでとう!」と返した。リズミカルなLINEのやり取りに、学生時代彼女と話すとあっという間に時間が経っていたことを思い出す。もう十年以上の付き合いになる彼女は、何年経って…