東京で暮らす女のとりとめのない日記

暮らしとカルチャー、ミクスチャー

2023年に習慣化してよかったこと

買ってよかったものの話をしようとすると家の話になってしまうので、2023年は習慣化してよかったことを話そうと思います。 2023年に習慣化してよかったこと 日々、パン作り Duolingoで英語の勉強 週末のデート 休日のベランダモーニング 週に1回ジムで運動…

きれいなひたい

眠る夫を眺めながらこの記事を書いている。いつもなら私の方が夫より先に就寝するのに、たまにこうして逆転する日がある。今日はちょうどその日だった。幾年月を重ねても、眠っている夫を眺めていることが新鮮に感じる。きれいなひたい、澄んだ鼻梁、頬に影…

旅行先で感じたこと

昨日から京都を訪れていて、ホテルの部屋でこの記事を書いている。正直に言えば、ここに来るまでは仕事が忙しく、旅行に乗り気ではなかった。どのくらい乗り気ではなかったかと言うと、着替えるための洋服をまったく準備できておらず、九条のイオンの中にあ…

地域とゆるやかに繋がるうるおいの場 ヤオコー川越美術館(設計:伊東豊雄)

埼玉県といえばスーパーのヤオコーが有名だが、その私設美術館が川越にあることはご存知だろうか。設計は仙台メディアテークや座・高円寺などを手掛けた伊藤豊夫氏。館内にはヤオコーと縁が深い三栖右嗣の作品が展示されている。周辺の住宅地と背丈を合わせ…

葛藤と越境 グレゴリー・ケズナジャット『鴨川ランナー』

東京で暮らすことは、異国で過ごすことに似ていると思う。 先日、3年ぶりに地元の友人たちと再会したときに「ちょっとー、東京の女って感じだべ」とからかわれ「んなことねーべ、変わってねべした」と答えたことがあった。 この3年間はほとんど標準語で生…

今こそ、福島。福島県出身者が教える、絶対にはずさない温泉宿 5選

もうすぐゴールデンウィーク。そろそろ旅行先について考え始める人も多いのではないでしょうか。しかし、ようやく旅行が楽しめるようになってきたとはいえ「まだ海外はハードルが高い、しばらくは国内旅行を楽しみたい」と思っている方もいるはず。そんな方…

26年経ってKinKi Kidsの『硝子の少年』を聞いたら余りにも良すぎてどハマりした話

はじめに KinKi Kidsがデビューしてから、26年が経とうとしている。彼らがデビューをした当時、私の周りではKinKiブームが起こっていて、ほぼ毎日のようにクラスでは「剛くん派か、光一くん派か」で議論が分かれていた。私はというとあまりアイドルには興味…

深夜製菓部 #2 チョコレートマフィンと2種のコンフィチュール

2023年のバレンタインデー 優に「今年のバレンタインデーは何がいい?ご飯でも食べにいこうか。あるいはチョコレートを買ってこようか」と尋ねると「手作りのお菓子が食べたい」とにこやかに返されて面食らった。そもそも今年は買って楽をしようと思っていた…

安心してひとりになりたい人のための、開かれた秘密基地 ヒアシンス・ハウス(設計:立原道造)

埼玉県さいたま市にある別所沼公園。この公園には清らかな水がこんこんと湧き出ている沼があり、その畔には一軒の小屋が建っている。小屋の名前はヒアシンス・ハウス(風信子荘)。詩人であり建築家でもあった立原道造が、自分自身のために設計した小さな小…

いい音楽を聴くと、心が帰ってこなくなることを知った Robert Grasper Torio :Blue Note Tokyo 2023

年末に音楽仲間の友人から連絡があり、ロバート・グラスパー・トリオがブルーノート東京でニューイヤーライブを行うことを知った。2020年に計画されていた来日公演がCovid-19の影響で立ち消えて以来、しばらくは単独ライブはしないだろうと思っていたので、…

2023年の元旦はさわやかに

夫と紅白歌合戦を見て「バブルを生きてきた人間の、若者にポジションを譲るつもりなんか1ミリもない感じが眩しいね」「おじいちゃんがスモークのなかでヨタつく姿を全国民が見守るイベントだ」などと言っていたら2023年になっていた。酒屋で買った売れ残り…

Good music, Good groove: 2022年に聴いて心に残った音楽

コロナになってから自分にとって心地いいと思える音楽を聴くことが増えた。特に2022年はグルーヴを重視して聴いていたように思う。自然と足でリズムをとって、体が揺れるような音楽。赤子がゆりかごで揺られるように、人生には良い音楽と良いグルーヴが必要…

クリスマスに野鳥を保護した話

雪深い山村の道を車で走っていると、道路の真ん中に黒い何かが転がっているのを見つけた。遠目には千切れたゴミ袋のように見える。危ないので道の脇に除けようと路肩に車を停めて近づくと、ゴミ袋と思っていたのは弱った鳥で、動けずに震えていたのだった。 …

<2022年に買ってよかったスキンケア> Looking back at my skin care items in 2022. 

2022年のスキンケアは「堅実」 がテーマ。ライフスタイルや年齢を重ねたことでスキンケアに対するプライオリティも変化して、「成分重視で肌のポテンシャルを最大限引き出せるもの」へと求めるものが変わりました。自分の年齢とコロナ以降の暮らし方が、スキ…

全人類は今すぐ映画館に行った方がいい!血肉沸き踊るインド映画の最高峰 映画「RRR」感想

今年もあともう少しで終わり。いろんな映画を観たけれど、それらをすべて忘れるくらい面白い映画に出会ってしまった。映画の名前は「RRR」。今年見た映画の中でぶっちぎりで面白く、寝ても覚めてもRRRのことばかり考えてしまう。こんな気持ちになれる映画は…

真綿のような毒にくるまれて 山本文緒『ばにらさま』

山本文緒さんの小説と出会ったのは、中学生の頃だった。当時習っていたスイミングスクールの近くにはブックオフがあり、親が迎えにくるまで本を立ち読みしながら時間を潰すのが習慣だった。髪の毛から香る塩素と、古本屋独特の古紙の匂い。店内は薄暗く、J-P…

赤坂で街歩きを楽しんで韓国料理に舌鼓 OMO3東京赤坂by星野リゾート 宿泊記

7月、hahfの宿泊コインを使い切りたかったので赤坂にあるOMO3に宿泊することにした。赤坂なんていつぶりだろう。最後に訪れたのはコロナが流行る前だった気がする。まだ学生だった頃、赤坂議員宿舎の裏手にあるホットケーキパーラー fru-fullというお店が大…

改姓についての覚え書き

最近友人たちから、結婚について相談を受けるようになった。なかでもよく聞かれるのが改姓についての話だ。改姓についての実体験を言語化していくうちに、自分の考えが整理できて興味深かったので、忘れないよう残したい。 前提 法律婚にするか、事実婚にす…

11月、東京のとあるデパートにて

春から夏にかけての澄んだ空気はこころが踊るのに、秋から冬にかけての冷えた空気は妙にもの悲しく感じるのはなぜだろう。ときどきどこからか風に乗って金木犀の香りが運ばれてくる。今年もこのあまったるい薫りに、顔をしかめる季節がやってきたのだ。すっ…

時空を超えて愛されるモダニズム建築の名作 帝国ホテル・ライト館(設計:フランク・ロイド・ライト、遠藤新)

2021年11月の初めに、愛知県にある明治村へと足を運んだ。明治村とは明治時代から昭和時代にかけての建築を保存・展示している文化施設で、現在は夏目漱石の旧邸宅や小泉八雲の別邸など約67件もの文化財が所蔵されている。 今回明治村に来たのは、帝国ホテル…

鎌倉アルプスを縦走して猫を撫でた夏の日

夏のある日、ずいぶんと登山から遠ざかっていたので、身体を慣らすために鎌倉アルプスを縦走することにした。由比ヶ浜周辺の駐車場は海開きの直後で混んでいそうだったので、大船駅から離れたところにある駐車場へ車を停める。車を降りると、駐車場の中央に…

桃のもっとも美味しい食べ方を研究した 2022年夏の記録

今年も福島から桃が届いた 今年も福島から桃が届いた!段ボールを開けると馥郁とした桃の香りが部屋いっぱいに広がって、今年も夏が来たことを実感する。農家を営む親戚が厳選したという桃は、ひとつひとつが玉のようにぴかぴかだ。ああ、ふるさとの香り、手…

今月の更新のお知らせ

ここ数日ブログの閲覧数が異様なくらい伸びていて思わず「炎上!?」と思ったのですが、調べたところ、以下の記事がはてなブログのピックアップ記事に選ばれていたようでした。 lesliens225.hatenablog.com この記事、私も好きだったんですよね。都内で静か…

深夜のベーグル研究会 Vol.1 初めてのベーグル作り編

最近、夜な夜な小麦をこねてはベーグルを焼いている。もともとパンの中で一番と言っていいほどベーグルが好きなのだけれど、なかなか好みの味に出会うことができず、こうなったら自分で作った方が早いのでは?と思い立ったことがきっかけだった。 ベーグル作…

病める時も健やかなる時も、彼女がフェミニズムにめざめた時も、あなたは愛を誓えますか? ミン・ヒジョン『僕の狂ったフェミ彼女』

ラブ・ロマンスは永遠の命題だ。 家同士の対立のなかで愛を貫いた「ロミオとジュリエット」、画家志望の少年と上流階級の娘の悲恋を描いた「タイタニック」、韓国で実業家として活躍する社長と北朝鮮の軍人が恋に落ちる「愛の不時着」。 ラブ・ロマンスの主…

上野という街の奥深さへいざなうホテル NOHGA HOTEL上野 宿泊記

6月の初め、ずっと気になっていたホテルへと宿泊することにした。ホテルの名前はノーガホテル上野。この記事にも書いていたけれど、あの野村不動産がとうとうホテル事業に参入したと聞いて、一度は行ってみたいと思っていたのだった。 当日の天気は晴れ。雑…

トーチ8周年おめでとう! 全話無料公開中に読んでほしい「自転車屋さんの高橋くん」 感想

トーチWebが8周年を記念して、8月5日から11日までの間、掲載されている漫画をすべて無料で公開しているそうだ。その中にある「自転車屋さんの高橋くん」がとても面白いので、ひとりでも多くのひとに読んでほしい! ※以下ネタバレを含むので、記事を読まずに…

1年前の今月、東京五輪が始まったらしい

1年前の今月、東京五輪が始まったらしい。 当時の自分がどう感じていたかを知りたくて、そのときのブログを読み返してみたら、けっこう参っていたようだった。 lesliens225.hatenablog.com しかしこうして思い返してみると、東京五輪に関する記憶がない。感…

ここは中国茶の世界にやさしく誘う場所 上野「閒茶」

都会暮らしも板についてきたけれど、やっぱりこの喧騒には慣れないもの。時にはどこか静かな場所へと出かけて、こころに凪を取り戻したいと思う。そんなとき、こころの給水ポイントとして、静かに扉をノックする場所がある。 お店の名前は閒茶。「閒」は静か…

映画「ゆるキャン△」は疲れたアラサーの心にしみる、おかゆ映画だった

つい先日、映画「ゆるキャン△」を見てきた。アニメ版のゆるキャン△を見たのは大学生のころ。当時は院進か就職かを悩んでナーバスになっていた時期で、テレビから流れる高校生の日常風景に、しみじみと癒されていたことを覚えている。ちょうどキャンプを始め…