ステイホーム中にハマったボディソープ5選
コロナをきっかけにメイクをする機会が減ってからしばらく経つ。マスクをしていると化粧がグズグズになってつらいし、 Zoom映えするメイクは外に出る時トゥーマッチに見える。気になる新製品があってもタッチアップができない状況が続いたこともあって、気づけばメイク事情は「気分が上がるアイテムを使う」から「マスクをしてもイケる状態を保つ」が優先になっていった。
仕方ないとはいえ、日々のテンションが保てるような習慣がなくなってしまうのはさみしい。せめてメイクほど手がかからず、毎日できてちょっとハッピーな気持ちになれる習慣をつくりたい。そんなことを考えていたとき、友人から贈られたボディソープを使って「これだ!」と思った。
洗い上がりが爽やかで、心地いい香りのボディソープ。ステイホームが続いて気持ちが浮き沈みしやすくなっていたせいか、バスルームいっぱいに広がった心地よい香りのなかで深呼吸すると、気持ちがリセットされるように感じた。それ以来、お気に入りのボディソープをいくつか常備して身体を洗うことがマイブームになっている。
もうそんなことをして2年ほど経つので、備忘として「これは!」と思ったアイテムをまとめておこうと思う。
<選定基準>
こんな趣向の人間が選びましたよってことを参考までに。
① いい香りかどうか
ラベンダー・ローズマリー・ゼラニウムなどのハーブの香りや、柑橘系のフレッシュな香り、石鹸の香りなどをいい香りだと感じる。深みよりは軽やかさを重視、湿度が低めで、シンプルな香りが多め。
② 残り香があるか
普段から香水をつけるので、洗っている間はともかく上がってからは香りを感じないものがいい。いい香りがずっと続くよりも、シャワーを浴びた後は香りがリセットされているようなものを基準に選んだ。
③ 泡切れはいいか
保湿系のボディソープによくある被膜感が苦手なので、泡切れが良くて肌がスキッとするものを中心に。敏感肌や乾燥肌の人には合わないかもしれないのでご注意を。
ちなみに泡立てるのに使用したのは無印の泡立てボール大です。
1.ACCA CAPPA ホワイトモスソープ
前述した友人からもらったボディソープがこれ。一言で言うと「イマジナリーきれいなひと(概念)」の香り。使ったとき、あまりにもいい香りすぎて失神するかと思った。石鹸のピュアな香りと、ムスクとラベンダーの上品な甘さ!嫌味がないきれいな香り。昔も同じものをもらったことがあるはずなんだけど、その時はここまで刺さらなかったので、やっぱりここ数年疲れてたのかなーと思う判断材料にもなった。
泡立ちはクリーミーで弾力がある泡。さっぱりとした洗い上がりなのもいい。あまりにも気に入りすぎてリキッドソープにも手を出したけれど、泡立ちと香りの立ち方は固形の方が上品だなと感じた。手が出しやすい価格なのもうれしい。
2.MARKS&WEB ハーバルクリアボディソープ
梅雨入りから晩夏にかけて愛用していたボディソープ。ラベンダーとローズマリーの組み合わせのせいか、これを使うと余計な力が抜けて頭が冴える気がする。正しくリラックスできる香り。ノイズが少なくて渋いパッケージも好み。
泡立ちはふかふか系。メントール入りなので、シャワーで流した後に外気に当たると、清涼感があって気持ちいい。柿タンニンが使われているせいかわからないけれど、これを使っていると自分の汗の匂いがあまり気にならなかった。今年の夏ももちろん使う予定。
3.THANN シャワージェル オリエンタルエッセンス
レモングラスとライムをベースに、ジンジャーのスパイシーさが効いている爽やかな香り。生のレモングラスをかじった時に感じる青っぽさに、シダーのようなオリエンタルさ。うっとりするくらいアロマティックなので、使っていると海外のホテルにいるのかと錯覚する。洗練されたデザインもいい。
泡立ちはややとろみのある泡。米ぬかエキスのせいか、洗い上がりが少しぬるっとするのも面白い。嫌な被膜感ではなくて、バスタオルで拭くと消えているくらいだけれど、使う時期や人によっては使用感の好みは分かれるかも。
4.クラランス プラントシャワー バスローション「トニック」
香り、洗い上がり、使用感、その全てにおいて完璧!友人に「ゼラニウム狂い」と呼ばれるくらいゼラニウムの香りが大好きだけど、特にこのシャワージェルは求めていた香りそのものだった。ゼラニウムのプロダクトって甘さを出すか青々しさを出すかで分かれると思うけれど、私は圧倒的に後者の「野生!!」を感じる香りが好き。ローズマリーとゼラニウム、時々ミントの清涼感もあって、このシャワージェルを使うと草原の真ん中で身体を洗っているような清々しさ。気持ちが落ち込みがちな周期は特にお世話になっている。
高いのでちみちみと使ってしまうのだけれど、それでもふわふわの泡が立つのもうれしいところ。バブルバスとしても使えて、一粒で二度楽しめるのもありがたい。これで身体を洗うと、温泉上がりのようにすべすべになるのも好き。
5. 牛乳石鹸(赤箱)
「牛乳石鹸、よい石鹸」でおなじみの固形石鹸。コロナが流行り始めてハンドソープが軒並み品切れになってしまったとき、近くのドラッグストアでこの3個パックだけが販売されていて、手を洗えないと困るからと買っていたもの。幸い1つを使い切る頃には品切れも解消していたので、残り2つはボディ用にと使ってみたら、これがなかなか良かった!
濃密な泡立ちにローズを基調としたやさしい石鹸の香り。クリーミーでモコモコな泡に包まれるとうっとりするくらい気持ちが良くて、「これってこんなに良かったんだ!」と目から鱗だった。どこか懐かしさを残しつつ、洗練されたパッケージのデザインもいい。安価なのに使用感が良い、3桁で手に入る贅沢。
終わりに
ボディソープにハマってから、後輩も香りものが好きなことが発覚して、以来時々情報交換をしているのだけれど、やっぱり香りって人によって好みがはっきり分かれるし、それが楽しいなと思う。(私はハーブ系、後輩はオリエンタルな香りが好き)香りの好みを探っていくことは、自分を深く知る行為のようで、そんなロマンティックなところも好きだ。
ヨーロッパの一部ではメディカルアロマが取り入れられているように、香りには交感神経に働きかける作用があるらしいので、私も無意識のうちにストレスをやわらげるものを探していたのかもしれない。毎日使うものが好きなものだと、日々のルーティンが楽しみに変わる。好きな香りに包まれてリラックスする瞬間、そんな小さなよろこびに支えられて、これからも日々をつないでいきたい。
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